【中国】2007.01.22 発表
黄河流域漁業資源管理委員会が先日北京で発足した。同委員会は黄河流域の漁業資源と環境保護に統一的調整・管理を実施する。これにより中国で長江、珠江、黄河の三大流域を主要単位とする区域的漁業管理体制がほぼ形成された。
同委員会は農業部を先頭に、青海、四川、甘粛、寧夏、内蒙古、陝西、山西、河南、山東9省の漁業行政主管部門で構成され、主に流域漁業資源の保護と法執行取締り活動の調整を担当する。
人類活動と自然的要因により、現在、黄河流域の漁業資源の衰退は深刻で水域生態環境は悪化している。大まかな統計によると、黄河には150種の魚類がいて年間漁獲量は70万kg強だったが、現在1/3が絶滅し、漁獲量も約40%低下している。「母なる河」を保護し、黄河流域の漁業衰退や水域生態環境悪化を抑制することは、緊迫した課題である。
長江流域漁業資源管理委員会と珠江流域漁業管理委員会はそれぞれ1993年、2002年に発足した。【中国国家環境保護総局】
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