【中国】2007.02.01 発表
ゴミ衛生埋立処理場に対する環境負荷を緩和し、異臭問題を解決するため、北京市海淀区は「食品ゴミ分類」の普及に乗り出す。埋立処理場は日量2000トン以上のゴミを処理しており、半分以上が食品ゴミである。ゴミ問題を根本的に解決するためには、ゴミ分別を訴える必要があり、食品ゴミは今後単独回収されることになる。
食品ゴミの全面的分別回収が実現すれば、六里屯埋立処理場に運搬されるゴミは現在より少なくとも50%減り、処理場への環境負荷を効果的に緩和できる。現在、区内の多くのハイテク企業は、食品ゴミを専門に回収処分しており、加工してバイオ有機肥料や微生物蛋白飼料に作り変えている。
現在、大量の食品ゴミは政府機関や学校、企業・事業団体の食堂やホテル、レストランに集中しているが、住民生活で出される食品ゴミも回収していかねばならない。今後、居住区に食品ゴミ箱を設置し、住民が生ゴミを入れると、指定の回収機関が一括して回収するようになる。【中国環境報】
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