環境省は平成１９年３月に実施したレジ袋や容器包装リサイクル制度に関する２つのアンケート調査結果を、１９年５月３０日付けで公表した。
　実施した２つの調査の内容は、（１）無作為抽出した消費者３，０００人を対象に実施したレジ袋の利用実態と容器包装リサイクル制度に関するアンケート調査（回答率３３．７％）と、（２）同じく無作為抽出した小売店３，０００店舗を対象に実施したレジ袋の排出抑制に関するアンケート調査（回答率３３．６％）。
　（１）の調査では、回答した消費者の５９．８％がマイバッグを所有していること、レジ袋の有料化に４６．４％が賛成していることが把握された。また、家庭から排出される廃棄物のうち、容器包装が約６割を占めることを知っていると回答した人が４２．２％、容器包装リサイクル法を知っている人は５９．８％にのぼることもわかった。
　一方（２）の調査では、回答した小売店の３８．１％がレジ袋の削減目標を定め、９．４％がレジ袋の有料化を実施していること、レジ袋有料化を実施している小売店の６４．６％が「有料化による売上げへの影響がなかった」と回答したことがあきらかになった。レジ袋有料化を実施している小売店の１枚あたりのレジ袋販売価格は、５円以下が７６．９％と大半を占めていた。【環境省】