【水産庁】2007.06.05 発表
福岡県は同県福岡湾口域のイカナゴについての「資源回復計画」を作成し、平成19年6月5日付けで公表した。
「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
福岡県福岡湾口域のイカナゴは、昭和50年代前半までは1,000トンを超える漁獲を示す年があったが、50年代半ば以降急速に漁獲量が減少した。
今回の「資源回復計画」は、07年度から09年度までの3年間を計画実施期間とし、過去5年間の平均漁獲量150トンをめやすとした漁獲量の維持を目標に設定している。
この目標を達成するための資源回復措置としては、(1)残存資源尾数の確保を目的とした房丈網漁業終了日の設定、(2)休漁期間の設定、(3)資源の積極的培養措置の検討、(3)漁獲努力量削減措置実施状況の1年ごとの把握、(4)漁期前の稚仔魚調査、夏眠期の親魚調査、漁獲動向調査、環境調査の継続−−などを行うとしている。【水産庁】
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