【林野庁】2007.06.05 発表
林野庁は、国有林に設定した保護林で全国的なモニタリング調査を開始するにあたって、「保護林モニタリング調査マニュアル検討ワーキンググループ」を新たに設置し、その第1回会合を平成19年6月7日に都内で開催した。
国有林では、原生的な天然林や希少な動植物の生息・生育地となっている森林を対象に保護林(注1)を設定し、禁伐などの管理経営を行っている。
今回予定されているモニタリング調査は、生物多様性保全など、森林に対する要請が多様化する中で、設定後の保護林の状況を的確に把握することにより、現況に応じた保全管理を進めることを目的としたもの。
ワーキンググループでは、保護林の保全管理に必要な基準・指標、モニタリング調査の手法、全国的に統一された調査を行うために必要となる調査マニュアルなどを検討する予定。【林野庁】
(注1)現在、保護林の種類としては、(1)森林生態系保護地域、(2)森林生物遺伝資源保存林、(3)林木遺伝資源保存林、(4)植物群落保護林、(5)特定動物生息地保護林、(6)特定地理等保護林、(7)郷土の森の7種類がある。18年4月1日現在の全国の保護林設定箇所の総数は850か所、総面積は68万3,000ヘクタールにのぼっている。
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h19-6gatu/0605hogorin.html
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