【中国】2007.03.22 発表
上海市の新エネルギー自動車の産業化加速に伴い、現在同市では代替エネルギー、ハイブリッド動力、水素燃料電池などからなる新エネルギー自動車発展戦略の検討を加速している。エネルギー節約と資源開発を並行して進め、エネルギー多元化利用を実現する。11路線のスーパーコンデンサー車を公共交通に投入したのに続き、3月に第1次10台のジメチルエーテルバスの試運転を公共道路で実施する計画である。
2008年までに同市のハイブリッド乗用車を量産化できるようになり、500台のハイブリッド乗用車を生産する。この他、ハイブリッドタクシーのグループを少なくとも2組作り、1組あたり30台以上のハイブリッドタクシーを保有する。今年、燃料電池バス商業化実証運転の認証試験を終え、2008年までに少なくとも燃料電池バス10台を生産、実証運転に投入する。
上海交通大学、上海汽車集団、華誼集団が共同開発した中国初のジメチルエーテル燃料の都市バスモデル車が2006年に登場し、現在までに3000km走行したが、全体の動力性能は良好である。また上海柴油機(=ディーゼル)股フン公司はジメチルエーテル発動機10台の開発・生産を完成した。申沃(=上海ボルボ)客車有限公司は近く、ジメチルエーテルバス10台の設置、調整を行う。『上海市新エネルギー自動車推進実証事業』要求によると、今年30台のジメチルエーテルモデル車30台を生産し、2008年までに年産100台規模に拡大する。
現在、ジメチルエーテル補給スタンドの建設は順調で、上海柴油機の工場内に設置する。【中国環境報】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.