【中国】2007.03.27 発表
先日、広東省農業科学院を中心に、中国科学院広州エネルギー研究所などと共同で行う「広東省バイオマスエネルギー発展戦略」科学技術プロジェクトが始まった。
同省は亜熱帯地域に位置し、バイオマスエネルギーの原料と気候に恵まれている。例えばバイオディーゼルの面では、同省には油脂含有量の多い本土植物が300種以上あり、ほとんどが山地や沿海地区でよく目にする。
2006年以来、同省ではバイオマスエネルギーの研究開発を加速してきた。同省政府の準備推進を受けて、中国科学院広州エネルギー研究所は広東バイオマスエネルギープロジェクト技術研究センターチームを設立し、中国科学院華南植物園では国内初のエネルギー用植物園を建設した。また関連の支援基金も設立し、バイオマスエネルギー開発でのバイオマス利用など科学的問題の解決に利用する。
「広東省バイオマスエネルギー発展戦略」科学技術プロジェクトでは全省でバイオマスエネルギーの全面調査を行う。同プロジェクトチームは、華南地区のエネルギー効率の高い植物資源の選定と評価により、同省のバイオマスエネルギー開発の主な優位性と課題を科学的に解明し、同省の現状に適したバイオマスエネルギー発展計画を策定する。政府がバイオマスエネルギー発展中長期計画を策定するための科学的根拠を提供していく。【中国環境報】
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