【ドイツ】2007.06.04 発表
ドイツの建設業循環型経済連盟(Arge KWTB)は、6月4日、連邦環境省に、「第5回建設廃棄物モニタリング報告書・調査年2004年」を提出した。
報告書によると、リサイクル可能な建設廃棄物の埋め立て量は、近年、大幅に減少した。埋立にまわされる建設廃棄物の量は、1997年には全体の50%だったが、2004年には10%にまで減少したという。
また、過去10年間、年平均2億1800万トンの無機系建設廃棄物が発生した。そのうち3分の2が掘削時の廃棄物で、ほぼ直接、再利用された。また、3分の1が建設現場や道路工事現場の瓦礫類で、このうち約70%(5000万トン)が、リサイクルに適した素材に加工された。
今回の報告書の提出により、建設業界が連邦政府に対する自主義務協定期間が終了する。
現在、義務的な数値目標を盛り込んだ政令の制定が準備されているが、建設業循環経済連盟のコーラー会長は、「政令の制定を歓迎する」としつつも、建設業界は過去10年間に20億トンの無機系廃棄物をリサイクルしており、「(義務化による)厳格化に値する根拠はない」と述べた。【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/aktuelle_pressemitteilungen/pm/39486.php
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