【EU】2007.06.07 発表
欧州委員会及び欧州環境庁により公表された報告書によれば、EU域内における特定の産業系汚染物質の排出量が、依然として増大している。
「欧州汚染物質排出登録制度(EPER)」 に関する2度目の報告書では、昨年の事前評価が確認されることとなった。本報告は、EU25カ国及びノルウェーの産業系汚染物質の排出データについて、初めての包括的な報告となる。
本報告によれば、大気及び水質を汚染する物質50種のうち、3分の2が減少を続けている。これらの物質には、水中へ排出される窒素化合物(14.5%減)、様々な硫黄化合物(12%減)、大気中に排出されるダイオキシン類(22.5%減)が含まれる。
一方、特定の汚染物質については増加する傾向が見られ、CO2排出量は2001年から2004年の間に5.7%増大した。ただし、この時点ではEUの排出量取引制度が設けられていなかった。【欧州委員会環境総局】
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