【ドイツ】2007.06.13 発表
ドイツ連邦内閣は、6月13日の閣議において、褐炭発電所へのCO2排出枠割当について、特別な処遇を求める連邦参議院の要求を却下した。
褐炭は、ドイツ国内の発電において最も安いエネルギー源であることから、ベンチマーク導入の必要はなく、さらにベンチマークがなくとも、褐炭を利用した発電は、経済的に優位で、ベース電源となっていることから、特別な措置を講じる必要性はないと判断された。
事実、証書の価格が高いにも関わらず、褐炭は、石炭やガスに比べ、ドイツ国内ではコスト面で有利な状況にある。
さらに、連邦内閣は、排出量取引に関する特別措置を求める要望が多方面から寄せられていることに対して、排出量取引はシンプルに実施されるべきという考えから、これらを拒否することを伝えた。【ドイツ連邦環境省】
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