【国立環境研究所】2007.06.28 発表
(独)国立環境研究所は2007年6月28日、同研究所ウエッブサイトの中に、「トキシコゲノミクスサイト」を開設した。
トキシコゲノミクスは化学物質の影響評価手法の1つで、化学物質が人や生物にもたらす毒性を、遺伝子レベル(ゲノミクス)や蛋白レベル(プロテオミクス)で解析するもの。
「トキシコゲノミクスサイト」は04年から06年にかけ、国環研究が行った特別研究「トキシコゲノミクスを利用した環境汚染物質の健康・生物影響評価法の開発に関する研究」で得られた成果を中心に、環境研究へのトキシコゲノミクスの利用例を紹介しているほか、同研究所が作成した英語によるデータベース「ダイオキシン応答遺伝子デ
ータベース(ダイオキシン類にさらされたマウスの組織・細胞の遺伝子発現情報を蓄積したマイクロアレイ(注1)データベース)」を公開している。【国立環境研究所】
(注1)スライドグラスなどの上に多数のDNAやオリゴヌクレオチド(DNAの断片)を高密度に配置したもの。遺伝子発現の動向を網羅的に観察することができる。
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