【国連】2007.06.22 発表
UNEPによる「スーダン紛争終結後アセスメント報告書」が公表された。
報告書によると、環境管理への投資は平和構築の重要な部分となっているが、ここ数十年の紛争により、環境悪化が著しいことが分かった。
最も深刻なのは土壌の劣化と砂漠化で、脆弱な土壌での過放牧等により、過去40年の間に砂漠は100キロ南に広がった。また、いくつかの地域では気候変動による影響を受けており、紛争地であった北部ダルフールでは、過去80年間で降雨量が1/3減少した。気候変動による降雨の減少で、食糧生産がさらに減少する という予測が示されている。
報告書では、気候変動への適応策など環境管理のための投資を行うこと、中央・地方政府のキャパシティ・ビルディング、国連の救援・開発事業に環境要素を組み込むことなどを勧告している。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=512&ArticleID=5621&l=en
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