【オランダ】2007.06.14 発表
オランダで、政府の気候変動対策目標の達成に向けた、住宅・国土計画・環境省と各業界との交渉が終盤を迎えている。既に、製造業、電力会社、建設業、農業、運輸業から提案が出されており、住宅・国土計画・環境省のクラーマー大臣は、間もなく、これらの産業部門の2020年までのCO2削減目標を示す回答を返す見込みだ。
2007年中に、CO2排出量の削減、省エネ、再生可能エネルギーなどに関する「持続可能性協定」が産業界との間で結ばれる予定。具体的な効率化に関する協定は、少なくとも10以上の業界と締結される見込みだ。
また、6月14日に発表された政策プログラムでは、バルケネンデ内閣の気候変動対策目標の詳細が示された。同内閣は、2020年までに、CO2排出量を1990年レベルから30%削減することを目指す。毎年2%ずつ省エネを進め、2020年までに再生可能エネルギーの利用量を全体の20%にまで高める。このため、陸上の風力発電容量を現在の1500メガワットから3000メガワットに拡大することとしている。また、政府の業務を2012年までに気候ニュートラルとすることを目指す。この目標は、できる限り、省エネや再生可能エネルギーの購入を通じて達成する。【オランダ住宅・国土計画・環境省】
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