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【環境省】2007.07.17 発表

市町村の44%がリターナブルびんの分別収集を実施

 環境省は平成19年3月に、全国の全市町村に対して実施した、リターナブルびんの分別収集に関する実態調査結果をまとめ、7月17日付けで公表した。
 公表内容によると、リターナブルびんの分別収集を実施している市町村は約44%で、人口が多い市町村ほど実施率が高くなる傾向があった。
 ただし、一升びんやビールびんは約9割(一升びん87.5%、ビールびん92.0%)の市町村が回収を実施していたのに対し、酒びん、清涼飲料びん、その他のびんを回収している市町村は、それぞれ51.2%、42.2%、42.7%で、半数以下の市町村しか回収していないことがわかった。
 リターナブルびんの分別収集を実施している市町村に課題を聞いた結果では、「排出源の分別が悪い」という回答が24.1%あったほかは、「特に課題なし」という回答が約50%を占めた。また、「コストは(回収を実施していない場合と)あまり変わらない」・「びんの売却によりコスト減少が図られた」という回答を寄せた市町村も50%以上にのぼっていた。
 なお環境省は、都道府県と市町村に対して同時に実施した公共施設でのリターナブル容器使用実態調査の結果も公表。「リターナブル容器を使用している公共施設がある」と回答したのは、市町村の4.3%、都道府県の20.8%にとどまっていたとされている。【環境省】

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