【フランス】2007.07.09 発表
フランスのボルロー環境大臣は7月6日、環境懇談会(Grenelle Environnement)の基本方針を記者団に発表した。
環境懇談会の設置は、環境を大切にする新たな思想の構築に向け、その条件整備を目指すものである。
第一回目は、環境、持続可能な発展・国土整備に関する方針を明らかにするため、政府と市民社会の代表が集まる。環境懇談会は10月末までに、15~20件の具体的で定量化できる対策を盛り込んだ行動計画を作成しなければならない。この計画は、持続可能性という視点からフランスの発展に寄与すべく、社会を動員する出発点となる。
6つの作業グループ、すなわち(1)気候変動対策とエネルギー需要管理、(2)自然資源と生物多様性保全、(3)健康を尊重した環境、(4)持続可能な生産・消費様式、(5)エコロジカルな民主主義構築、(6)雇用と競争力に配慮したエコロジカルな発展様式の促進 に関するグループが設置され、第一段階は、グループ内での対話と提案書の作成に割かれる。
作業グループは政府、地方公共団体、NGO、企業経営者、労働者など40名で構成される。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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