【環境省】2007.07.30 発表
環境省は平成19年7月30日、「西表国立公園」で4つの海中公園地区が新たに指定される見込みであることを踏まえ、これらの海中公園地区で捕獲、殺傷、採取、損傷が規制される動植物リスト改正案を公表し、この案について19年8月28日まで意見募集を行うことにした。
「西表国立公園」については、ラムサール登録湿地・名蔵アンパルなど、石垣島北部の優れた風致景観が保存されている陸域7,022ヘクタールと、アオサンゴ大群落がある白保海域を含む、島周辺の海域約1万4,500ヘクタールが19年8月1日付けで公園区域に編入され、名称も「西表石垣国立公園」に改称される見込みとなっている。
また海域の編入区域のうち、平久保、川平石崎、米原、白保の4地区は海中公園地区として指定される予定。
今回の公表内容は、川平石崎で頻繁に目撃される(1)オニイトマキエイ、海中景観の重要な要素となっている熱帯性魚類である(2)チョウチョウウオ科20種、キンチャクダイ科14種、他4種の魚介類、海中景観の中心的構成要素である(3)造礁サンゴ類25属と(4)ソフトコーラル32科−−を捕獲、殺傷、採取、損傷が規制される動植物リスト案に新規指定するとする一方、(一)対象海域に生息しないことが判明した3種の魚介類、(二)最新の知見で分類上該当するものがない6種の魚介類、(三)地域住民の食用に捕獲されている10種の魚介類、(四)重複指定されている4種の魚介類、(五)分類上該当するものがない造礁サンゴ類21属、(六)科名による指定に変更するソフトコーラル14種−−をリストから削除するとしている。
改正後のリスト掲載種は、魚介類185種(現行:168種)、造礁サンゴ72属(同68属)、ソフトコーラル32科(同:14種)となる見込み。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。宛先は環境省自然環境局国立公園課(住所:〒100−8975東京都千代田区霞が関1−2−2、FAX番号:03−3595−1716、電子メールアドレス:shizen-kouen@env.go.jp)。【環境省】
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