【環境省】2007.07.31 発表
公害健康被害補償不服審査会は平成19年7月25日、死亡した大気系疾病認定患者の(1)遺族補償費・葬祭料の支給率を50%とした処分2件、(2)遺族補償費・葬祭料の不支給処分2件に対する不服審査請求について裁決を行った(注1)。裁決はいずれも棄却。
遺族補償費・葬祭料の支給率を50%とした処分2件については、死亡原因への認定疾病(慢性気管支炎)の関与度が特定できないこと、不支給処分2件については、死亡原因は癌性腹膜炎であり、認定疾病(気管支ぜん息)との因果関係が認められないことが理由としてあげられている。
今回の裁決分により、19年7月25日現在での大気系公害病審査請求に関わる未処理案件数は9件になった。【環境省】
(注1)遺族補償費と葬祭料についてそれぞれ別々に不服審査請求が出されているため、(1)の2件の審査請求人、(2)の2件の審査請求人は、それぞれ同一人物。
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