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【ドイツ】2001.11.07 発表

産業廃棄物令案を閣議決定

 ドイツ連邦政府は、11月7日、連邦環境大臣トリッティン氏が提案した産業廃棄物令案を閣議決定した。同政令案は、建築・解体起源の産業廃棄物の分別促進、実効的な事前処理等を促進することを目指している。
 同氏は、これによって、みせかけのリサイクルを防止することができると語った。これまで、産業界のみならず公的・私的施設は、不適切にも、再利用できる廃棄物とそうでないものを織りまぜ、再利用できる廃棄物として、処理業者に委託することが多くみられた。処理業者は、そのような混在した廃棄物をわずかしか再利用せず、多くを最終処分していた。これによって、廃棄物処分場に適正に処理されていない廃棄物が集積してしまうことになった。
 さらに、このことによって自治体等の近代的設備を備えた廃棄物処理インフラも十分活用されず、自治体の処理計画にも不安定性をもたらしてきた。
 今回の政令案により、産業廃棄物の分別を徹底させ、将来的には、85%のリサイクル率を達成させることにより、以上のような問題を解決することができる。政令案が成立するには、連邦議会と連邦参議院の同意が必要である。【ドイツ連邦環境省】

プレスリリース

http://www.bmu.de/presse/2001/pm775.php

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