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【国土交通省】2007.08.21 発表

87%が有機汚濁環境基準達成 18年一級河川水質調査結果

 国土交通省は全国一級河川109水系や湖沼計1,117地点で行った平成18年1年間の水質調査結果をとりまとめ、19年8月21日に発表した。
 このうち有機汚濁についての調査では、有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD(河川の基準)やCOD(湖沼の基準)の環境基準値を満足している地点の割合が87%にのぼり、過去最高を記録した15~17年度の88%と同程度を維持したことがあきらかにされた。
 BOD平均値が最も良好だったのは、北海道の尻別川、後志利別川(しりべしとしべつがわ)、鵡川(むかわ)、沙流川(さるがわ)、北陸の黒部川、中部の安倍川、宮川、中国の高津川、九州の川辺川の9河川でBOD平均値はいずれも1リットルあたり0.5ミリグラム。
 一方、BOD平均値のワースト3となったのは、近畿の大和川(BOD平均値:1リットルあたり4.7ミリグラム)、関東の綾瀬川(同:1リットルあたり4.6ミリグラム)、鶴見川(同:1リットルあたり4.3ミリグラム)だったが、BOD値の10年間の改善幅で見ると、1リットルあたり5.1ミリグラム減の綾瀬川、4.8ミリグラム減の大和川、3.4ミリグラム減の鶴見川はいずれもベスト3だった(注1)。
 またダイオキシン類については、水質環境基準を満足した調査地点の割合は98%で、底質については全調査地点が環境基準を満足していた。
 なお17年に続き、「人と河川の豊かなふれあい」、「豊かな生態系」などの新指標に基づき、住民との協働による水質調査を全国規模で実施したが、その結果では、「人と河川の豊かなふれあい」について最高のAランクと評価された地点は約17%(302地点中51地点)、「豊かな生態系」でAランクと評価された地点は約59%(303地点中180地点)となっていた。【国土交通省】

(注1)いずれも平成7、8年のBOD平均値と17、18年のBOD平均値の差。

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