フランスのサルコジ大統領によって設置された環境懇談会（環境グルネル）は、9月27日、報告書を取りまとめ、協議のために公表した。
　環境懇談会の第１段階は、6つの作業グループによる報告書と2つの特別報告書（遺伝子組換体と廃棄物）を提出して終了した。
　6つの作業グループは、(1)気候変動対策とエネルギー需要管理、(2)自然資源と生物多様性保全、(3)健康を尊重した環境、(4)持続可能な生産・消費様式、(5)エコロジカルな民主主義構築、(6)雇用と競争力に配慮したエコロジカルな発展様式の促進　というテーマに分かれて検討を行い、15～20件の行動プログラムを打ち出した。
　約300人の関係者が、7月初めから、40回の全体会議、ワークショップ形式の会議、ヒアリングに精力的に参加した。報告書は可能な限り忠実にその印象を復元している。
　今後、この報告書について、各地域での協議、インターネットを通じた協議、関係団体のヒアリング、議会への説明が行われる。【フランス エコロジー・持続可能な開発国土整備省】