【ドイツ】2007.10.18 発表
10月18日、ドイツ・ボンにおいて第14回ライン川大臣会合が開催され、ライン川の保護に取り組む国々の大臣と欧州委員会の代表が集まった。会合では、水質の改善や洪水防止に関する、数本のガイドラインが合意された。
出席した閣僚らは、ライン川をめぐる様々な利益と生態系の保護が調和していかなければならない点を強調。ライン川集水域の水は航行やレジャー活動、飲料水、冷却水、工業用水、発電などに利用されていることから、農業や交通、ツーリズム、その他の政策分野に、水の保護を組み込んでいく必要があるとされた。
今回の会合で合意されたガイドラインには、以下の事項が盛り込まれている。
●回遊魚の移動環境を引き続き改善する。
●洪水行動計画の実施に当たって、大規模な洪水と被害回避のための全ての現実的な対策を審査
●気候変動への対処を目的とした、ライン川経済圏の共同水管理に関する適応戦略づくり
●特定の医薬品と家庭用化学物質による微量汚染への対応
【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/aktuelle_pressemitteilungen/pm/40136.php
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