UNEP副事務局長のJacqueline Aloisi de Larderel氏は、11月14日、ロンドンで行われた「2001年世界旅行市WWF環境ディベート」に出席。
　「責任ある旅行は、関係者全員の仕事である。これは、政府および地方当局、旅行業者の訓練学校やホテルのマネージャーを含む産業界、そして旅行者自身の仕事である」というメッセージを発表した。
　このディベートは、今年の世界旅行市、環境啓発デーのハイライトでもある。
　de Larderel氏は、また、重要な問題は責任ある旅行を実行に移す方法であると述べ、UNEPの具体的な取組を紹介。「UNEPは、政府および地方当局のために、持続可能な旅行の実現に関する政策ガイドラインおよび原則を策定してきた。また、旅行者のために、サンゴ礁のような、脆弱な生態系に関する意識向上のための資料を作成した。我々は、旅行業者、例えば、ホテル・マネージャーや旅行オペレーター自身と共に作業している。あらゆるレベルで、取り組んでいくことが必要だ」と述べた。【ＵＮＥＰ】