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【ドイツ】2007.11.09 発表

ドイツ連邦議会 第5次容器包装廃棄物令改正案を承認

 ドイツ連邦議会は、11月8日、第5次容器包装廃棄物令改正案を承認した。改正案では、今後、一般消費者に販売される商品の容器包装は全て、デュアルシステムのライセンスを必要とすると定めている。
 現在、ライセンスを取得していない容器包装の処理費用を、ライセンスを取得している販売者が負担して問題になっているが、今後は、全ての販売者にライセンス取得の義務が課せられ、こうした問題が生じなくなる。
 なお、所轄官庁から許可を得た場合、分野を限定した完全な回収システムには、ライセンス取得義務は課せられない。ただし、一般消費者に販売される商品の容器包装は、この特例の対象とならない。
 さらに、販売者は、流通している全ての容器包装について報告書を提出しなければならない。
 改正によって消費者側に生じる変更はなく、消費者は、今後も容器包装廃棄物用のゴミ箱にこれらの容器を捨てることになる。
 また、改正により、容器包装廃棄物用のゴミ箱に、容器包装廃棄物と一緒に乾燥した有価物を捨てる新たな取り組み(「Gelbe Tonne Plus」)が可能になる。
 既に、同様の取り組みとして、古紙用のゴミ箱に、紙製の容器包装だけでなく、同質(紙)の素材からなる廃棄物を混合して捨てているケースがある。
 ガブリエル連邦環境大臣は、「冷凍用のプラスチックパックから、壊れたプラスチックのおもちゃ、アルミホイル、自転車の部品など、有価資源物を一緒に回収することができるようになるであろう」とコメントした。
 改正案の施行には、連邦参議院の承認を必要とする。【ドイツ連邦環境省】

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