【環境省】2007.11.26 発表
環境省は、第三次生物多様性国家戦略について中央環境審議会の答申を受けて、平成19年11月27日に閣議決定される見込みと発表した。
第三次生物多様性国家戦略は第1部の「戦略」と第2部の「行動計画」の2部で構成されている。
第1部「戦略」では、私たちの暮らしを支える生物多様性の重要性をわかりやすく解説するとともに、顕在化しつつある地球温暖化の影響について新たに記述されている。
また、生物多様性から見た国土の望ましい姿のイメージを、過去100年の間に破壊してきた国土の生態系を100年をかけて回復する「100年計画」を提示するとともに、地方・民間の参画の必要性を強調し、それらを踏まえた上で、今後5年程度の間に取り組むべき施策の方向性を(1)生物多様性を社会に浸透させる、(2)地域における人と自然の関係を再構築する、(3)森・里・川・海のつながりを確保する、(4)地球規模の視野を持って行動する−−の4つの「基本戦略」としてまとめられた。
第2部の「行動計画」では、体系的・網羅的に具体的施策を記述した上で、「生物多様性」の認知度を30%から50%以上とする、ラムサール条約湿地を10か所増やすなどいくつかの数値目標が始めて設定された。【環境省】
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9089
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