【イギリス】2007.11.23 発表
イギリスのラドック大臣(気候変動担当)は、11月23日、政府が大手小売業者と協力し、エネルギー多消費型の電気製品を段階的に廃止するため、さらなるインセンティブについて検討することを明らかにした。
イギリスでは、2006年、家庭での電気消費量のうち、15%が電気製品によるものだったが、2020年にはこの倍に膨れ上がる可能性がある。エネルギー効率のよい製品への切り替えは、消費者の出費及びイギリスのCO2排出量を大きく改善することにつながる。
このため、イギリス小売協会、小売業者および政府が協力し、今後2カ月間、取り組みの詳細について検討を行う。ラドック大臣は、年間最大1MtのCO2を削減していくために、性能基準を上げ、エネルギー効率の悪い製品を廃止し、消費者がエネルギー効率のよい製品を選択できるようにするため、産業界と協力していくことが重要だと強調している。
イギリス小売協会は、エネルギー効率の最も悪い電気製品を廃止するイニシアティブについて提案を準備するに当たり、政府や省エネルギートラストと協力しつつ、主導的な役割を果たしている。なお、このイニシアティブは、エネルギー効率の悪い電球を店頭から追放する自主的な取り組み(ベン大臣が9月27日に発表した)の成功を受けたもの。メーカーの役割も重要であるため、ラドック大臣は、2008年1月に、メーカーが参加する会議を開催することを約束している。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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