【フランス】2007.12.12 発表
フランス人に最も消費の多い行事を尋ねると78%はクリスマスと答え、90%の人はこの行事が商業的になりすぎていると考えている。クリスマスに伴う過剰出費は環境にとっても、大きな影響を及ぼしている。
このため、コシュースコモリゼ閣外大臣は、環境・エネルギー庁(ADEME)に対し、クリスマスの環境影響を削減するための実践的な手引きを用意する調査を依頼した。この調査は4つの項目から成る。
●クリスマスの照明に伴う電力消費、低圧電力によるエネルギー節約の可能性
●市街地中心部への特別な交通手段
●環境責任購入の奨励
●最も混雑する地区における、分別収集ポイントの設置など廃棄物処理
また、閣外大臣は、この調査に先立ち、ADEMEに対して、「環境に責任あるクリスマス市」と名づけた憲章の策定を依頼していた。憲章には、売り場での設備に関する取り組み(エネルギー消費量の抑制等)、クリスマス市の運営に関する取り組み(自転車や公共交通機関でのアクセス等)、販売商品や市民への普及啓発に関する取り組み(環境影響の少ない商品や労働基準を遵守した商品の販売等)などが盛り込まれている。【フランス エコロジー・持続可能な開発国土整備省】
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