【ドイツ】2008.01.30 発表
ドイツ・オランダの共同作業により、ワッデン海を世界自然遺産に登録する申請手続きが、途中ハンブルクの撤退などもあったものの、無事に終了した。
ドイツ・オランダのワーキンググループは、ドイツ環境省の下、2年間をかけて、ワッデン海の世界的な意味、地形学および生物学的な希少性や生物多様性について、非常に内容の豊かな申請書類を作成した。
今回の登録対象地域は既に保護区域となっており、ドイツ側はニーダーザクセン・ワッデン海国立公園、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン・ワッデン海国立公園、オランダ側は計画決定区域(PKB)に含まれている。
ワッデン海のハンブルクに属する部分は1.4%に過ぎず、今後、登録することは可能である。
またワッデン海はデンマークにも接しているが、まずは対象地域を国立公園にするなど国内レベルでの調整が必要なため、デンマークは目下のところ参加の意志は表明していない。
UNESCOおよび国際自然保護連盟(IUCN)は現在、申請書類を検討中であり、2009年の夏までにワッデン海を世界自然遺産として認めるか決定する予定である。【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/aktuelle_pressemitteilungen/pm/40803.php
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