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[海外エコニュース一覧]

【EU】2008.02.05 発表

欧州委員会 欧州環境情報共有化システムの構築を提案

 適切な政策には、環境の状況について、タイムリーで信頼性の高い関連情報が不可欠である。これには、気候変動がどうなっているか、EU内の水質は改善されているかどうか、自然が汚染や土地利用形態の変化にどう対応しているかということに関する情報も含まれる。このような情報はすべての人に利用可能で、容易に理解できるものでなければならない。
 この目標に向け、欧州委員会は、欧州環境情報共有化システム(SEIS)を構築し、既存の環境情報システムを改善・近代化・合理化することを提案する。このシステムの目的は、インターネットや衛星技術といった現代的な手段を用いることにより、これまでのデータ収集と情報交流をうまく統合することにある。さらに、紙ベースの報告をやめ、利用者が公開かつ透明性のある方法で情報源からデータを利用できるシステムに改めることも目指す。
 詳細な実施計画は2008年内に公表される。これは、既存の情報システム統合化の努力の上に構築される。欧州水情報システム(WISE)、欧州環境情報観測ネットワーク(EIONET)、土地利用データの相互運用・アクセスに関するINSPIRE指令、衛星からの地球観測データに関するGMES構想がそれにあたるが、これらを共有化及び共通化する基盤はまだ整備されていない。欧州の環境情報共有化システムは、この基盤となることを目指す。【欧州委員会環境総局】

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