【ドイツ】2008.02.12 発表
ドイツ連邦環境省は、2月12日、新しい汚染物質排出移動登録制度(PRTR)に関する専門家会議「E-PRTR −ドイツでの転換−」を開催。産業界、環境保護団体、行政機関等から約150人の専門家が出席した。
PRTRは、これまでEUで実施されていた「欧州汚染物質排出登録制度(EPER)」に代わる制度。
対象事業者は、6月15日までに2007年の排出報告書を各州の担当部局に提出しなければならない。州政府は登録された排出データを審査し、連邦政府に報告書を提出する。連邦政府は、排出データを2009年6月30日までに欧州委員会に提出することとなっている。
連邦政府と州政府は、事業所の排出データ集計作業を簡素化するために、ドイツ全国での統一した集計ツールを提供している。集計されたデータは、環境データ報告作成のためのシステム「BUBE-オンライン」に蓄積される。このシステムには、今後、大型燃焼機器政令(連邦インミッション防止法第13施行令)と排出説明及び排出報告に関する政令(連邦インミッション防止法第11施行令)によって提出されるデータも統合されることになり、企業は、一度集計したデータを引き続き活用することも可能になる。
2009年6月以降、市民は、オンライン上で事業所の排出データの情報を得られるようになる。【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/aktuelle_pressemitteilungen/pm/40856.php
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