【国連】2008.02.20 発表
UNEPは2月20日、2008年の年次報告書を公表した。
同報告書は気候変動に焦点を当て、気候変動によって、地球の環境が次第に変化していることを指摘。しかし、同時に、企業や金融機関、労働団体、各国政府、国連機関のトップの考え方・戦略・行動も変わり始め、気候変動対策は、収益や雇用を悪化させるような負担としてではなく、むしろ、新しい形の豊かさを目指すチャンスとして認識されてきていることを示した。現在、興りつつあるグリーン・エコノミーは、200年前の産業革命以来のスケールで、技術者の発明や技術革新、創造を推し進めているとしている。
特集では、気候変動対策のための市場や金融の活用を取り上げ、クリーン開発メカニズムに加え、シカゴ気候取引所などの自主的な取引市場の動向を追った。
また、顕在化しつつある課題として、北極圏の永久凍土などに閉じ込められているメタンの問題を取り上げた。メタンは強力な温室効果があることから、こうした場所から大量のメタンが発生すると地球温暖化が加速するおそれがある。一方で、メタンハイドレートはクリーン燃料の宝庫としての可能性も秘めている。【UNEP】
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