【イギリス】2008.02.25 発表
河川流域管理計画に関するガイダンス文書第2弾が、イギリス環境・食糧・農村地域省およびウェールズ議会政府により発表された。
2006年9月に発表されたガイダンス文書第1弾は主に計画の内容を説明したものだったが、今回のガイダンス文書は、EUの水枠組み指令(WFD)の実施に当たって、環境基準が果たす役割を示すものである。イギリス環境庁が立案した新たな基準について解説するとともに、WFD指令の費用と効果のバランスを取る方法についての考え方が示されている。
WFDは、個々の河川や湖沼、河口域をバラバラに考えるのではなく、複雑なエコシステムの関係を全体としてとらえようとする野心的なプランである。EU各国は、各流域ごとに、6年周期で河川流域管理計画を策定・実施することとなる。この計画では、各流域について、目指す環境基準やその達成方法などを提示しなければならない。
今回のガイダンスでは、イングランド及びウェールズの9つの河川の流域と、イングランドとスコットランドの境界をまたぐ2つの河川流域のうちのひとつを対象としている。いずれの河川も河川流域管理計画の策定が必要となる。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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