【イギリス】2008.03.13 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省は3月13日、大気排出インベントリー(NAEI)より、2006年のイギリス大気汚染物質(1月31日公表済みの温室効果ガスを除く)に関する推計を公表した。
主なポイントは以下のとおり。
●大半の大気汚染物質において長期的な減少傾向が継続。
●「大気質戦略」の対象ガス(SO2、NOx、粒子状物質、炭化水素、ベンゼン、1,3-ブタジエン、鉛、PAH類)では、粒子状物質(PM10)を除く全てが、2005年から2006年にかけて減少。
●重金属の排出量は、一部で燃料利用の変化に伴う上昇があった他は、2005年からほぼ変わらず。
●全ての残留性有機汚染物質(POPs)が2005年から2006年にかけて減少。
この他、EU国別排出上限指令(NECD)で排出上限値が定められている4種類の汚染物質(NOx、SO2、揮発性有機化合物およびアンモニア)について、2005年からの変化は以下のとおり。
・NOx: 1.5%減少
・SO2: 1.8%減少
・非メタン揮発性有機化合物(NMVOCs): 5.3%減少
・アンモニア: ほとんど変化なし
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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