【国連】2008.03.16 発表
UNEPは3月16日、最新のデータに基づき、世界の氷河の融解速度が速まっていると警鐘を鳴らした。
9つの山脈にある約30カ所の氷河のデータによると、2004-2005年から、2005-2006年にかけて、氷河が溶けて薄くなるスピードは2倍以上に上がったという。このデータは、スイスのチューリッヒ大学にある世界氷河モニタリングサービス(WGMS)によるもの。
氷河の1年間の減少量は、2005年には水当量換算で0.5メートルほどだったが、2006年には1.4メートルとなった。
UNEPのシュタイナー事務局長は、氷河は天然の貯水施設で、数百万人の人々が飲料水や農業、工業、発電のために氷河に依存していると指摘。2009年にコペンハーゲンで開催される気候変動枠組み条約締約国会議において、「各国政府は、新しい、決定的な排出削減対策や適応対策に合意すべきだ。さもなければ、氷河のように、人類の前途と行動のチャンスはただ消えて無くなるかもしれない」と強調した。【UNEP】
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