【環境省】2008.04.01 発表
「公共用水域水質環境基準、地下水環境基準及び排水基準等に係る告示の一部を改正する告示」が平成20年4月1日公布された。
今回の改正は、公共用水域水質環境基準測定方法等に引用している日本工業規格(JIS)K0102(工場排水試験方法)が平成20年3月20日付けで改正され、改正国際規格であるISO との整合を図るため、新たな試験方法が導入されたのを受けて、同規格の改正内容のうち、公定分析法への導入が適当であるものを公定分析法に適用するための告示の改正を行ったもの。
改正内容は、(1)ふっ素における懸濁物質及びイオンクロマトグラフ法で妨害となる物質が共存する試料について、水蒸気蒸留による前処理を実施することにより、イオンクロマトグラフ法を適用可能とする、(2)砒(ひ)素及びセレンにおいて、これまでの測定方法に加え、JISK 0102に新たに採用されるICP質量分析法も使用できることとする−−など。
なお、今回の改正は、これまで適用されていた分析法を使用できなくするものではない。【環境省】
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