【ドイツ】2008.04.04 発表
ドイツ連邦環境省のガブリエル大臣は、4月4日、バイオエタノールのガソリンへの混合値を10%(E10)に引き上げることを目的とした政令成立の検討を中止すると発表した。従来どおり混合値は最大5%(E5)となる。
これに先駆けて、自動車業界は、バイオエタノールの混合値の引き上げに適していない自動車数をドイツ連邦環境省に提出していたが、ドイツ車18万9千台、輸入車300万台に値段の高い「スーパープラス」の給油が必要となることが明らかになっていた。
ガブリエル大臣は、E10の導入中止でも、バイオ燃料の活用が連邦政府のバイオエネルギー戦略の一部であることには変わりないと強調。また、ディーゼル燃料にバイオディーゼルを混合したB7の導入を実現するために、燃料品質令の改正を目指すとし、更に、2020年まで燃料の10%をバイオ燃料にするというEUの目標は、E5とB7によってドイツ国内では達成可能だ とコメントした。【ドイツ連邦環境省】
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