【EU】2008.04.12 発表
EU非公式環境閣僚理事会が4月12日、スロベニアのブルドで開催され、気候変動対策と生物多様性について、特に、森林由来のバイオマスエネルギー(第2次世代のバイオ燃料など)の持続可能な利用と生物多様性に重点を置いて議論が交わされた。
EU非公式環境閣僚理事会が4月12日、スロベニアのブルドで開催され、気候変動対策と生物多様性について、特に、森林由来のバイオマスエネルギー(第2次世代のバイオ燃料など)の持続可能な利用と生物多様性に重点を置いて議論が交わされた。
議長総括では、森林の多面的機能や森林が気候変動の緩和・適応に果たす役割を強調。バイオマス源として活用する際には、長期的な生態学的・社会経済的安定性、生物多様性の保全・持続可能な利用といった環境保全上の目標、気候変動対策および森林破壊対策に役立つという面を損なうことなく、森林の多面的機能を維持しながら、賢明な利用を確保していくことが課題になるとした。そしてこのためには、さらなる生産の可能性についてより良い情報が必要だと指摘し、森林バイオマスについて具体的な利用方法を選択する際には、エネルギー産出量に関する効率性および温室効果ガスの削減可能性に基づくべきだと結論づけた。
焦点の一つとなったバイオ燃料の持続可能性基準(クライテリア)について、スロベニアのポドブニック環境大臣は、「基準は、詳細かつ普遍的、証明可能であることが望ましいが、一方で競争力をそぐものであってはならない」とコメント。現在、アドホックな作業部会で検討されている内容についても紹介し、温室効果ガスの抑制効果、社会的基準を含めるべきか といった点が議論になっていると述べた。【EU議長国スロベニア】【ドイツ連邦環境省】
下記アドレス:EU議長国スロベニア プレスリリース
http://www.eu2008.si/en/News_and_Documents/Press_Releases/April/0412ENV_SZJ.html
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