【EU】2008.04.21 発表
欧州環境庁(EEA)は4月21日、EUの2006年の温室効果ガス排出量データ(暫定版)を公表し、EU15カ国では、前年と比べ、排出量が0.9%(CO2換算で3580万トン)減少したことが明らかになった。基準年と比較すると、2.7%少ないという。
また、EU27カ国で見ると、2006年の温室効果ガス排出量は前年より0.3%(CO2換算で1500万トン)減少し、1990年レベルを7.4%下回るという。
2005年~2006年の排出量の減少は、主に民生・家庭部門によるもの。特に、フランス、イタリア及びイギリスでは、この分野で大幅な減少がみられた。暖冬により、家庭でのエネルギー消費量が減少したようだ。
他方、EU27カ国では、電力・熱生産に伴うCO2排出量は1400万トンも増加した。
なお、最終的なデータや詳細な分析は、2008年6月に公表される予定。【欧州環境庁】
http://www.eea.europa.eu/highlights/eea-unveils-preliminary-eu-inventory-of-greenhouse-gas-emissions
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