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【国連】2008.05.08 発表

第9回生物多様性条約締約国会議 ドイツ・ボンで開催

 「自然のサポートシステムに支えられた穀物・家畜の農業多様性を回復することは、国際的な食糧問題に対する国際社会の最善の長期的解決策である」・・・生物多様性条約事務局のジョグラフ事務局長は、ドイツ・ボンで開催される第9回生物多様性条約締約国会議(5月19日~30日)に先駆けてこのように述べた。
 会議は、2002年に採択された「2010年生物多様性目標」(現在の生物多様性の損失速度を2010年までに顕著に減少させるという目標)の達成期限の2年前に開催され、191カ国から政府代表、環境大臣、国際組織、NGO、先住民族及び地域コミュニティ、青年、市長、議員、科学者、メディア、企業等が参加する。
 穀物価格が高騰し、世界の食糧備蓄が歴史的に低いレベルとなるなど、国際社会が近代史上、最も深刻な食糧危機の一つに直面している時期に開催されることから、農業の生物学的多様性の回復は、今回の会議の主要議題の一つとなる。また、気候変動による悪影響への対応策、加速している森林破壊への対処についても話し合う。
 さらに、遺伝資源へのアクセス及びその利用による利益の共有に関するルールに2010年までに合意することを目指し、交渉のためのロードマップに合意する予定である。
 また、100人以上の閣僚が参加するグローバル閣僚級フォーラムも開催され、生物多様性及び生態系の保護のための約束「生命網(ライフウェブ)イニシアチブ」が採択される予定である。【UNEP】

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