【ドイツ】2008.05.06 発表
ブラジルへの1週間の訪問を終えたドイツ連邦省のガブリエル大臣は、5月6日、記者会見を行い、今後、ブラジルにおける熱帯雨林保護への支援を強化することを発表した。
ブラジルでは、シルバ環境大臣やNGOと会談し、特に、第9回生物多様性条約締約国会議における議題について論じたという。
ブラジルは、他の途上国とともに、バイオパイラシー(生物資源を巡る盗賊行為)に対する法的拘束力のある国際的枠組みを求めており、これにより、途上国に適切な利益を配分しないまま遺伝子情報や伝統的な知識を製品開発に利用している企業から、途上国を保護することを目指している。
ガブリエル大臣はこうした枠組みを積極的に支援することを約束。ブラジル政府も規制に反対している国々に歩み寄り、妥協案を示す方針をにじませた。
また、ガブリエル大臣は、ブラジルの熱帯林保全に向けた取り組みを高く評価した。ブラジル政府はアマゾン地域保護区プログラム(ARPA)だけでも5000万haに及ぶ原生林(ドイツ最大の国立公園の1700倍に相当)を保護し、さらに保護区を拡大しようとしている。【ドイツ連邦環境省】
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