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[海外エコニュース一覧]

【フランス】2008.05.16 発表

フランス 水をテーマにした公衆協議をスタート

 フランスのボルロー エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備大臣は、流域委員会の各会長同席のもと、5月16日、「水、それは、いのち。意見募集」と名づけられた水に関する公衆協議を開始した。これは5月19日から10月15日まで続けられる。
 「水は私たちの貴重な財産である。このキャンペーンを通じ、国民6千2百万人が参加し、水をめぐる戦いに勝利する」と大臣は述べた。この協議は、水質と水環境の回復に広く公衆が参加することを目指す。
 主要な流域について、1996年に策定された水域整備管理基本計画(SDAGE)は、EUの水枠組み指令に基づいて修正中である。基本計画は2010−2015年に向け、河川の持続可能な管理(水流管理、水質の向上、水流維持、水資源の水量管理)を目指す目標を決定する。流域委員会は、多くの人々の参加を得ながら、これを達成する手段を準備する。キャンペーンでは、以下の事項を実施する。
(1)各県ごとの協議資料の配布とウェブサイトの設置(5月19日から2千8百万世帯に質問状を送付)
(2)参加を奨励するキャンペーン:地方圏の新聞、地方のテレビ局やラジオ、展示、ウェブサイト、情報文書などを通じて。
(3)公共機関や団体が主催する討論会、フォーラム、イベントなど
 また、エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省もラジオを通じ、5月20~27日まで全国キャンペーンを行う。
 環境懇談会(環境グルネル)の結論では、「2015年までに水域の3分の2以上を良好な状態にし、2021年までに90%以上を良好な状態にする」という方針が示された。
 この目標の実現のためには、今から2012年までに、すべての洗剤にリン分の使用を禁止することが必要。また、2012年までに最も汚染の著しい取水地区を保護するための行動計画を策定する。浄水場の近代化、雨水や使用済みの水を回収利用する新システムの検討、水中の有害物質の削減目標の設定、魚の移動を妨げる障害物の除去の調査なども実施される。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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