【EU】2008.05.23 発表
EU排出量取引制度(EU-ETS)に基づく2007年のCO2排出量が公表された。
各EU加盟国の登録簿によると、EU-ETSに参加している企業のCO2総排出量は、2007年において、前年から0.68%増加した。
EU25カ国(マルタを除く)のEU-ETS対象施設において、認証されたCO2排出量の合計は20億5000万トンに上り、2006年の20億3400万トンより0.8%増加した。ただし、施設の参入・撤退を勘案して調整すると、総排出量は0.68%増となる。
CO2排出量の伸びは、EUの2007年のGDP成長率2.8%を下回っているものの、排出量がやや増加していることから、欧州委員会は第2取引期間(2008~2012年)に向けて、さらに厳しい排出上限値(キャップ)を設ける必要があるとしている。【欧州委員会環境総局】
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