【国連】2008.05.28 発表
人類が直面している技術や持続可能性に関する課題を、自然から学び、その仕組みを真似することで乗り越える方法を示そうというユニークなプロジェクト「自然のベスト100(Nature’s 100 Best)」の中間結果が公表された。
このプロジェクトは、バイオミミクリー(生物模倣)ギルドとゼロエミッション研究所(ZERI)の構想によるもので、UNEP、国際自然保護連合(IUCN)も協力している。
今回は、生物多様性条約締約国会議に合せて、2000件を越える候補の中から、ベスト100に入る事業や製品の一部が暫定的に公表された。
この中には、ナミビア砂漠に住む昆虫が霧から水分を得る方法をヒントにした水涵養システム、驚異的な血流量を誇るザトウクジラの心臓をモデルにした心臓ペースメーカーといったものが含まれている。
最終的なベスト100は、2008年10月のIUCN総会までにとりまとめられ、2009年5月に書籍として出版される予定である。【UNEP】
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