【EU】2008.06.02 発表
欧州委員会が6月2日に公表した、水浴場の水質に関する年次報告書によると、EU加盟国内の大多数の水浴場は、2007年も水質基準を満たしていたことが明らかになった。
海水浴場の95%、淡水浴場の89%は、EUの水浴場指令の義務的な基準を満たしており、前年の数値をほぼキープした。
2007年には、海水浴場及び淡水浴場合わせて143ヵ所が水浴場指令(76/160/EEC)に基づいて閉鎖され、水浴場の閉鎖は44%減となった。欧州委員会は、加盟国における水浴場の閉鎖減少を歓迎しつつ、水質汚染対策をさらに行うことを勧めている。
2006年に採択された新水浴場指令により、最新の科学的知見に基づいてパラメータ及びモニタリング条項が改定され、水浴場の水質につき公衆への情報提供を強化することになっている。2008年3月までに加盟国において国内法化され、2015年までに完全施行される予定である。【欧州委員会環境総局】
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