【国連】2008.06.20 発表
世界難民デーの6月20日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、世界の難民が1100万人以上に膨れ上がっている と警鐘を鳴らした。
UNHCRの新しい報告書によると、紛争、気候変動、食糧価格の高騰により、難民の数は、昨年の990万人から1140万人に増加。また、国際赤十字連盟によると、現在は、戦争や迫害よりも、気候変動による災害を原因とする人口移動が増えているという。世界規模での環境影響が、新しい種類の環境難民を生み出しており、海面上昇、砂漠化の進行、異常気象による洪水、自然災害の増加は、地域によっては、今後も人口移動の主な原因になると見込まれる。
国連大学の報告書によると、環境災害によって移動を余儀なくされている人は、公式には約1920万人に上り、2010年には5000万人に増加すると予測されている。
今後は、2009年にコペンハーゲンで開催される気候変動枠組条約締約国会議で国際社会が将来を決定する重要な協定に合意できるかどうかにかかっている。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=538&ArticleID=5842&l=en
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