【ドイツ】2008.06.19 発表
ドイツ連邦環境省のガブリエル大臣は、6月19日、新プロジェクト「環境に配慮した公共交通のためのハイブリッドバス」の開始を宣言した。このプロジェクトは、連邦環境省の気候保護イニシアティブの一部であり、厳しい環境基準をクリアしたハイブリッドバスを公共交通に導入することを目指すもの。
まず、地方自治体と民間の交通会社が、ハイブリッドバス10台以上をどのように公共交通手段に組み込むことができるのか、コンセプトを作成する。コンセプトの実現に当たって、企業は、連邦環境省の環境革新プログラムから助成金を受け取ることができる。路線バスは、頻繁に停止することからハイブリッド車両が適している。
助成に当たっては、厳格な環境基準を達成していることが前提で、EUの環境配慮強化基準(EEV)の遵守が求められる。また、ディーゼル車については、粒子状物質フィルターと一酸化炭素減少装置の装着が求められる。燃料消費量は、通常のバス車両と比較して、20%以上少ないことが条件。騒音基準のクリアも必要である。
コンセプト提出の締め切りは9月12日である。【ドイツ連邦環境省】
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