【国連】2008.07.01 発表
第8回ミレニアム開発目標会議でのアフリカ諸国の課題は、気候変動による深刻な長期に亘るリスクである−こうしたメッセージが、国連とアフリカ連合(AU)による報告書「アフリカにおけるミレニアム開発目標の達成:ミレニアム開発目標・アフリカ運営グループからの勧告」によって示された。
アフリカ諸国は、アフリカが気候変動の影響に対して脆弱であること及び自然災害のリスクが増えていることから、適応のための資金の追加を要請している。
同報告書によると、降雨パターンの変化、穀物が耐えられる上限に気温が達していること、羊飼いは水や草を探すのに以前よりも長い時間が必要となっていることなどが示されており、気候変動の影響がアフリカでは既に感じられている。
「気候変動に耐えられる」農業用水管理に関する早急な調査や、環境保全型農業といった新しい生産システムの開発、乾燥と高温に強い穀物の利用促進、小規模農家のためのセーフティーネットの改善などが必要とされている。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=538&ArticleID=5848&l=en
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