【フランス】2008.07.08 発表
電気製品の待機時のエネルギー消費量を削減するため、EU27カ国の専門家委員会は、7月7日、2012年までに待機時消費電力量を1ワット以下とすることを目指し、段階的に削減していく提案を全員一致で承認した。
この新たな規制により、年間35テラワット、フランス全体の消費量の7%を節約することが可能。家庭やオフィスの電気製品46億台(テレビ、ラジオなど)に対して規制がなされなかった場合、2020年には、待機電力で年間49テラワット(ギリシャの1国分の電力消費量)が消費される。
今回の決定は、7月4、5日のEUエネルギー非公式閣僚理事会で示された、省エネ優先課題の延長上にある。
フランスのボルロー大臣は、「すべての製品分野で、あらゆる省エネ対策を加速し、エネルギー代を減らす必要がある。待機電力の削減は、消費形態の変化を促す対策の一部となる」と述べた。
欧州議会での検討後、この規則はフランス議長国期間(2008年後半)の後半に発表される予定。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】
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