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[海外エコニュース一覧]

【国連】2001.12.04 発表

UNEP 国際淡水会議 水管理に関する勧告まとまる

 12月5日から7日まで、ドイツのボンで「国際淡水会議」が開催された。同会議では、水管理に関する勧告がとりまとめられた。これは、来年、ヨハネスブルクの会議で正式に採択される予定。そのほか、約50カ国の大臣による声明が発表された。
 水供給についての資金問題についても検討され、現在年700億―800億ドル(8兆4000億円~9兆6000億円)の水供給への投資額を、1800億ドル(21兆6000億円)とし、衛生的な飲料水へのアクセスができない人口を2015年までに半減させること等が決められた。
 会議では、次の5つの課題について重点的に討議が行われた。[1]貧困層に対する水供給及び排水の改善、[2]エコシステムの予防的保護及び水資源の汚染防止、[3]均衡ある水利用:食糧生産のための水利用と自然のための水の確保、[4]国境を越える水利用に関する協力のための、また、水利用にかかる紛争解決のための、ルールや経験の情報交換、[5]気候変動の帰結への対処。
 なお、会議では、世界の貯水量が、著しく減少していることが報告された。毎年、世界の貯水容量の1%が、ダムへの土砂の堆積などにより減少しているとされ、何も対策をとらなければ、今後10年で、現在の貯水量の5分の1に当たる約1500立方キロメートルが失われるという。UNEP事務局長のUNEP事務局長Klans Toepher 氏は、「ダム建設には、賛否両論があり難しい問題である。しかし、ここで問われているのは、既存のダムをいかに有効利用するかという問題である。森林喪失を食い止め、植林に努める必要がある」とコメントしている。【UNEP・ドイツ連邦環境省】

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