【ドイツ】2008.07.31 発表
ドイツ連邦環境省は、7月31日、手引書「データセンターにおけるエネルギー効率」を発行した。これは、情報経済・通信・新メディア連盟(BITKOM)とともに発行したもの。最新のデータセンターのためのプランニングや運営方法に関するアドバイスがまとめられている。
連邦環境省の委託を受け、Borderstep研究所が実施した研究によると、ドイツ国内のデータセンターのエネルギー需要は、2000年から2006年までに倍増し、約87億kWhに達している。これは、中規模の石炭火力発電所3基分に相当する。電力コストも、同じ期間に3倍に増加し、8億6700万ユーロとなっている。同研究所は、エネルギー効率化対策が講じられない場合、この分野の電力需要は、2010年には120億8800万kWhになると予測している。
データセンターで、情報技術機器が必要とするエネルギー消費量は、センターの需要の半分であり、残りの半分は、冷房や緊急時の電力供給用の電力である。最新の機器を導入することにより、省エネルギーを通じて投資費用を2年以内に回収することができるという。【ドイツ連邦環境省】
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