【国連】2008.08.26 発表
UNEPは、8月26日、サブサハラ(サハラ以南)でのクリーン開発メカニズム(CDM)の普及率について報告を行った。
これまでCDMで利益を得てきたのは、中国、ブラジル、インド等の新興経済国であったが、CDM投資の世界的な傾向をモニタリングしている、デンマークのUNEPリソ・センターによると、アフリカの6カ国(コンゴ、マダガスカル、モーリシャス、モザンビーク、マリ、セネガル)で、この18ヶ月間に始まった最初のCDMプロジェクトにより、この傾向に変化が起こりつつあるという。コンゴでは、油田でのガスフレア削減プロジェクト、マダガスカルでは河川での水力発電プロジェクトが開始されている。
UNEPはUNDPと共に、炭素削減のための資金にアクセスできるよう、貧しい国々の人材・規制制度のキャパシティ・ビルディングに取り組んでいる。また、銀行や産業界に対し、新しい環境ファイナンスに関する普及啓発活動を行っている。
UNEPリソ・センターCDMプログラム・マネジャーのグレン・ホーズ氏によると、アフリカ地域では2012年までに約230件のCDM事業が行われるという。これにより、約6500万CER(認証排出削減量、クリーン開発メカニズムで発生するクレジット)強が発生し、カーボン・クレジット価格を15ドルで換算すると10億ドル近くとなると見込まれている。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=543&ArticleID=5902&l=en
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